CT評価の主要ポイント
- 動脈壁肥厚: 造影CTでは大動脈や主要分枝の全周性壁肥厚と造影効果が典型的所見。炎症性肥厚性病変として評価。
- 狭窄・閉塞: CT angiographyで内腔の狭窄・閉塞を三次元的に評価。どの血管・部位・程度を確認可能。
- 拡張・動脈瘤: CTAで拡張性病変や瘤形成の有無確認。破裂リスク評価とフォローアップに有用。
急性期と慢性期の所見差
急性〜活動期
- 動脈壁がびまん性・多発性に肥厚
- 造影で全周性に強く描出される炎症性肥厚所見
慢性期
- 壁の線状・全周性石灰化がCTで明瞭
- CT angiographyで広範な側副血行路の発達が描出
他モダリティとの位置づけ
- MRI・MRA: ガドリニウム造影MRIで大血管壁の炎症(造影)を描出可能。CTと併用し、非侵襲的に病変分布と活動性評価に有用。
- FDG-PET/CT: 18F-FDGの血管壁取り込みを利用。全身の炎症分布・活動性評価(感度90%以上)。早期診断や病勢評価に有用。
高安動脈炎の診断基準におけるCT
- 大動脈および主要分枝・肺動脈における多発またはびまん性の以下の画像所見が定義:
- 肥厚性病変: 造影CTで全周性造影
- 狭窄性病変: 閉塞を含む
- 拡張性病変: 瘤を含む
CT/CTAはこれらの検出に中心的役割を担う。
